2009-09-24

そうだ、有松へ行こう。<弐の巻>

お昼は、「寿限無茶屋」さんへ。
町屋建築を活かしたうどん屋さんで、われわれは「梅おろし」と、「秋なすの味噌おろし」を食す。うどんがモチモチしてて、コシがあって美味しい。
店を出るころには、すっかり行列ができていた。

そして近くの「有松山車会館」へ。
有料で入場もできるが、今回は建物の外観だけ見ることにする。
10月4日(日)のお祭りでは、山車が見られるそう。
からくり山車もあるようで見てみたい!

ところで有松の町並みは、随所に「ありまつ」と絞りで描かれたのれんが掲げられている。(写真上)
これも素敵~。まちの情緒がありますな。色違いであるので、和の色味を楽しむのもよし。
Uターンしつつ「有松・鳴海絞り会館」へ。
『しぼりーちゃん』発見!(写真下) ゆるキャラ感たっぷり。
近くには、河村たかし市長&しぼりーちゃんの写真が。一週間前の日付。ちぇっ、ニアミスだったな。
二階の有料ゾーンへ行く。ビデオ上映で、有松の絞りの歴史を学ぶ。

なるほど~このあたりは昔は何もなかったが、江戸時代「絞りでもうけよう!」と絞り産業をがんばり、東海道を行き交う人たちに売ったところ、その美しさで人気になったのだな。(←注)ざっくり解説)昔の人も知恵をしぼったんだな~。おっとシャレではありませぬ。

しかし絞りを芸術の域まで高めたのは、やはり絞りをする女性たちの積み重ねた努力あってのもの。
その手の動きはまさに芸術。技を会得するまでが大変なので、なかなか後継者育成が難しいかもしれないなと思うと、今の作家さんたちの絞りが貴重に思えてくる。
絞りの実演もあるので、実際の絞りの様子を見られます。
そして「服部家住宅「井桁屋」」。
さすが県の指定文化財。お店にはいると、「ここはひょっとして相当広いのでは…」と思う造り。
町屋というか、ほとんど庄屋。
天窓っぽいところには籠があるし。蔵もいっぱいありそうだし。
建築的にみても、相当「凄いかも~」という感じじゃないだろうか。
自然の風が、店内のどこからか吹きぬけてました。
さいごにはカフェ「さわらび」で一服。
紅茶も豊富なラインナップだし、水出しコーヒーもある。
おからのはいったバナナブレッドとスコーンを食べたが、レベル高し。
まあ、そんな感じでとても楽しめた有松さんぽ。
今回は名鉄で行ったが、車で来る方は、有松イオンで買い物しつつ駐車して、ぶらっと散歩するのもよい。
新と旧がいい感じでまざった、素敵なまちである。

そうだ、有松へ行こう。<壱の巻>

シルバーウイークの真っただなか、名古屋もわんさか人出がありました。栄は人がどっさり、動物園も親子連れがぎっしり、水族館も大にぎわい。
これだけ人が多いと「リメンバー万博!」とばかりに活気があって楽しい。
そして、楽しそうな人も多かった。

さてさて。
定期的に「まちさんぽ」イベントを開催している「+まちづくり」のメンバーとして、やはりまち歩き的にも楽しみたい。

というわけで、行ってきました、有松。
名鉄の切符を買って、とことこ車窓からの景色を眺めながら、プチ旅情緒。(ちなみに名古屋駅から有松駅へは、準急に乗るのが便利です。)

昔に比べ立派になった有松駅を降りると、高架歩道から左手に、江戸っぽい屋根が見える(写真)。

きたきた~!東海道!よっ江戸!
ともに「有松はひさしぶり(じっくり歩くのは二十年近くぶり?)」という友人たちと歩いたのだが、まず第一印象  「店が増えたよね~」。どことなくスローライフなふんいきがある、まちに調和したお店が増えたような。
歩いていて楽しい。
さて、いよいよ有松の通り、旧東海道にはいります。
「やっぱりお店が増えた!」昔も町屋はあったけど、中へはいられなかった。
建物の外観を通るだけだったので、通りが短くも感じたが、現在は違う。町屋を活かしたお店が多い。
有松といえばまず「神半邸」。絞り問屋の旧家を改装した建物で、ドイツパンが有名なお店など数軒がはいっているが、残念ながら今回は定休日。
「ちょっと前ここでお茶して、中庭とか見たよね~。」「でもそのお店はもう変わったみたいよ。」などと語らいながら、次へ。
絞りのお店「中濱」さんへ入ってみる。
初めて訪れる店だが、気軽に買える絞り雑貨も扱ってるし、本格的な絞りも品数豊富。浴衣はもちろん、洋服、インテリア装飾など、見所多い。
家族経営で染めまで行っているらしく、本格的なのに“お値打ち”。美しい日本の伝統美、絞りを楽しめる。有松絞りの浴衣を購入されたい方はぜひ、ここを訪れるといいのでは。
今回は、人へのプレゼントにハンカチを数点購入。友人は絞り柄のコースターを購入。
「いつかここで浴衣を仕立てたいね~」と夢をふくらませる。

2009-09-15

ハンドメイド親子、集まれ!

器用なママは、すばらしい。

一枚の布を、みるみるうちに可愛らしい袋に仕立てたり、ときにレース糸からコサージュを、はたまたカバンまで作り上げる、その技術。そのデザイン性。

同じホモサビエンスとして、こうも違うものか…と、ぞうきんづくりが関の山の(?)筆者は、ただただ感心する。

そんな、「モノづくり」が好きな方へ、注目のイベントが開催されます♪

***
9/27(日)に名古屋市の白鳥公園で行われる、熱田区区民まつりのなかでの『さあ、あなたも雑貨屋さんになっちゃお!』企画。

親子でつくったハンドメイド雑貨を、区民まつりにて“雑貨屋さん”になって販売してしまおうというもの。

費用は、なんと一組たったの500円!
材料費のみ、というプチ・プライスで、フリーマーケット感覚でお店やさんができてしまいます。

「作る自信がない…」「間に合うかわからない…」という方もノープロブレム!

9/19(土)13~15時半の二時間半、カフェ&ベーカリー マイルポスト(名古屋学院大学 日比野学舎1階に移転しました)にて、ちゃんと製作の時間をご用意してます。
お手玉、巾着、布製カバーなどなど…みんなで作れば、また楽しい♪

19日と27日、両日とも参加ができそうな方は、思い出にのこる親子イベントとして、ぜひぜひ参加してみては?

お申し込みは、カフェ&ベーカリー マイルポスト 052-784-7988(平日14~17時受付)  8組限定、9/18(金)〆切なので、お申し込みはお早めに♪
(※写真はイメージです。)

2009-09-01

パネル展で、20世紀の名古屋へ行こう。~9/6まで。

たとえば「昔の広小路は、こんな感じだったんだよ。」とか、「星が丘は山があってね。」とか。

昭和の名古屋を語る、その人が過ごした風景はたぶん今とは全然ちがうものだったんだろうな、見てみたいな、と思ったことはありませんか。

じぶんは名古屋で暮らして20年たちますが、それでもそれ以前の名古屋はまだまだ知らないことが多い。

そんな懐かしい名古屋の風景や、思い出話がパネルで紹介された『“名古屋へのラブレター”ふたたび~こころのなかの“まち”展~』が、9月6日(日)まで、金山南ビル(全日空ホテルやボストン美術館がはいっています)で開催されています。

ナナちゃんのデビュー当時、青年の銅像があった名古屋駅、金山駅を走るSL機関車、昔の川上貞奴邸、納屋橋など、「へえ~こんなかんじだったんだ。」というレアな写真をみて、昔の名古屋と、現在を比べるもよし。

そこで過ごした名古屋の人たちのいろんなエピソードを読みながら、ロマンティックなひとときを過ごすこともよし。

タイムトラベルは発明されてませんが、20世紀の名古屋へ、ちょっとした旅行きぶんになりますよ。