2009-12-27

まちびと講座、終わりました。

毎年、秋から冬にかけて、地域の“まちづくりびと”養成講座が開催されている。
いままでで計5回。一回目から数えると5年間つづいている。

この講座を修了した“まちづくりびと”が、毎年生まれている。

名古屋市は市民団体の活動が活発で、さいしょはそういった実践派の方々や、まちづくりに関心が深い方が多く、さいきんは、じぶんが暮らすまちを良くしたいという方や、何か地域に貢献したい、という方々の受講が増えている。

かくいう、このブログをはじめた「+まちづくり」も、おもだったメンバーはこの講座修了生。ふだん出会うことのない立場の人たちがまちづくりびと養成講座をきっかけに出会い、「何かしたいね」という声で生まれた団体である。

ちなみに、じぶんは講座初年度に受講した、いわば一期生。

きっかけはワークショップ形式で意見を築き上げるまちづくりの手法に興味があったのだが、講座を通して、名古屋に関わる人たちとざっくばらんに話を交わすうちに、「この楽しさは何なんだろう」という気持ちになった。

ひとの魅力?まちの魅力?ナマの歴史?いろんな知識が得られるから?

楽しさの実体はわからない。
でも、確実に楽しいのだ。

それからは何回か、そして今年も、講座をお手伝いさせていただく立場で関わったが、やはり楽しかった。

今回はその地域で発掘された奈良時代の土器(写真)も目にすることができたし、“回想法”という福祉につかわれている手法も知った。
徳川家康の狩場や、平家の人々がいたという説も、知った。

それは、受講生の方々から、教えていただいたこと。
いろんな気づきを得られ、ひとやまちの奥深さを知る。

今年もまた、講座からまちづくりびとが生まれる。
一人ひとりが、何かを教えられる、何かを気づかせてくれる…そんな魅力が、まちづくりという言葉を通した出会いにあるのではないかと、思う。

2009-12-15

名チャリ、ラストスパート!

10月中旬からはじまった「名チャリ」社会実験も、いよいよ今週金曜日で終わり。
あなたはもう、利用しましたか?

名チャリは、放置自転車を利用して、広く市民の“足”として利用してもらおうというレンタルシステム。

今回は、期間が二ヶ月と長いので、すっかり街に溶け込んだ気がします。貸し出し場所も栄~名駅近辺に、何と30か所!あちこちでノボリがみえます。

ずっと人気でしたが、今は寒くなってきたので、いがいと自転車の空きもありそう。ラストスパート、かんたんに登録できるので、利用するチャンスです!

どうやらパリにも貸し自転車事業(コミュニティ・サイクル・システム)はあるらしいですね。
名古屋もいろんなふんいきの街が広々と広がっているので、あっちこっち行くと面白いかも。

たとえば→→→→→→
★パルコでちらっとお気に入りのショップをのぞいた後、TV塔で美味しいスイーツを食べるもよし。

★昭和レトロな円頓寺商店街を歩いた後、伏見ミリオン座のカフェで映画をチェックしながらお茶するのもよし。

★栄芸文のライブラリーでアート作品をチェックしてから、大須でアジアンフードを食べるもよし。

歩くとたいへんですが、自転車なら、いつもよりもぐぐっと遠くまで行けそう。
こんなところにギャラリー!こんなところにカフェ!など穴場スポットも発見したりして。

今年の名チャリはあとすこしで終わりますが、来年、また同じオレンジのノボリを見られるといいなーと思います♪

2009-12-08

川べり歩き

まちづくりの関係で、下見として、川べりを歩きました。

川を綺麗にする活動をしている方に案内されて、いつもと違う視線で歩きました。

だいたい往復で一時間くらい歩きましたが、川をずーっと歩いてみると、
かなりエリアにより雰囲気が違っていて面白いです。

まるでパリのセーヌ川のような(って、ちょっと大げさ?)樹木が美しいオシャレな雰囲気のあたりあり、まるで日本の原風景のような、花が咲きミツバチが訪れる、土手を感じさせるあたりあり(写真)。

もちろん、「味気ない…」というあたりもありましたが、それぞれに表情がかわって面白いです。
それにしても、川。
名古屋市内でしたが、意外と生き物が多くいるな~と感じました。

でもところどころに残念ながらゴミもあり、それを綺麗にする活動をされる方には頭が下がりますが、ゴミ、落としちゃいけないですよね。

幸いにも、さいきんはゴミが少なくなってきたそう。
モラルがある人が多くなっているんだなーと思います。

2009-12-03

カタリベカフェで語るべ。

さいきん読書があちこちでブームのような。
そんな印象を抱かせるのは、やはり村上春樹さんの7年ぶりの長編作、
『1Q84』が、売れに売れまくっているという話を聞くからか。
(写真は違いますが)

春樹氏のすごいところは、その本を話題に、人と語らえることだろう。

「好きか嫌いか」でも、「春樹派か龍派か」でも、「『ノルウェイの森』をどう思ったか」でも、「どの作品が好きでどの作品がピンとこなかった」でも、「村上春樹」という作家さんをとおして話ができる。
ひょっとしたら、海外の人とも。
そしてその人の輪郭が、うっすら見えてくる気がする。

さまざまなひとに与える、さまざまなカタチ。
それは凄いことだな~と思う。
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さて、「好きな本」をテーマに、いろいろ語らおうというイベント、
“カタリベカフェ”イベントに、この秋行ってきた。
カフェといってもカフェで行ったわけではなく、場所は市内の某図書館。
「気軽に、みんなでワイワイ語らう場」という感じ。
「その人の性格を知るには、家の本棚を見るといい」というが、好きな本をもっていろいろ語りあうことで、短時間なのに、初対面の人とも、すごく深い話ができる。

おもしろいな~。

本について博識な方もいて、「名古屋って、作家さんがあまりいないんじゃないかな~」という筆者の誤った認識を、みごとに変えていただきました。ありがとう!

名古屋、アツいっす!(あまりオモテに出ないところ含めて)
じつは文化の種が、あちこちで育っているんですね。

ちなみに筆者が持っていったのは、昨年の「エンジン」で買った
『偶有性幸福論』(サイン本っす)。(写真)

脳×偶有性の見解が、面白かったので、持っていきました。

テレビや映画もいいけど、本もやっぱり面白い。

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