2010-04-24

名古屋トイレ考②。

さてトイレ、おすすめは新しい施設。
なぜかというと、新しい建物は新しいトイレ機器を使っている「アタリ」なところが多いんです。
さりげなくハイテクだったり、インテリアに凝っているところもあります。

「最新のものを楽しめるショールーム」っぽい。

もちろん百貨店など歴史ある建物も、さいきんはトイレをリフォームしているところが多いので、キレイなトイレを楽しめます。
とくに都心部では、無料でつかえるキレイなトイレを探すことは、そうは難しくないかも。

ここではさまざまな機能をもつ便座タイプのトイレを例にあげてみましょう。

中部圏で多いのが、「音姫」と「ウォッシュレット」。

「音姫」は、用を足すときの音をかき消すための水音が流れます。
「用を足すときに音を出すのはみっともない」という“マナー”心と、「いちいち水を流すのはもったいない」という“エコロジー”心を充足させるアイテムです。

単独の機器が設置してあったり、トイレのウォッシュレット機能の一つとして「♪」マークで組み込まれていたりします。

また「ウォッシュレット」は日本人にはおなじみ、おしりを洗うもの。
これが今や日本の家庭内では当たり前にあるが、外のトイレにも増えてきました。

このウォッシュレット、海外の人には「ええっ」と抵抗感があるかもしれない。もし日本に来る機会がある方は、ぜひウォッシュレットを体験していただきたい。なぜ日本人に人気か、体験してみると分かるかもしれません。

そして最近増えたのが「センサータイプ」。

水を流すとき、ハンドルタイプやボタンタイプもいまだ多いが、センサーで手をかざすだけで水が流れるタイプも増えてきました。センサーなら、直接ハンドルやボタンを触ることもなく、衛生的。
中にはセンサーをさわらずとも、便座から立ち上がるだけで水が流れる「隠れセンサー」もあります。

あとさらにオフィスビルなどでたまに見かけるのが、「近づいただけで便座のふたが開く」トイレ。
まるでマジック。このトイレに遭遇したら、たぶんレアかつ最先端、ラッキーだと思ってよいのでは。

手を洗うところも、最新はボウル内で、センサーでせっけんが出て→温水がでて→温風がでるというものがふえてきました。

手をぐるぐるまわしているだけで、ひととおり手を洗って乾かせてしまう。

難をいえば、トイレがいちいち機能が違うので、「このトイレはどうすればいいんだろう…」と水を流すときなど悩んでしまう“一見さん”もいるかもしれません。
慣れてしまうと、「このトイレはこういう機能なんだな」と瞬時に見定め、使いこなしていけますが…。

清潔に使用することを“道”とし、マナーが行き届いて機械に慣れたひとが多いから、多種多様やトイレのタイプを楽しめるのかもしれません。

ぜひCOP10にいらっしゃる海外の皆さん、いろんな名古屋のトイレをお楽しみあれ(!?)

名古屋トイレ考①。

もうすぐ始まる上海万博の日本産業館に、どうやら“世界一のトイレ”が展示されるようです。
「なぜにトイレ!?」と思われる方も多いであろうが、いえいえ、日本のトイレはスゴイんです。

われわれ日本人は、日々使っているのでそのスゴさに気がつかないんですが。
もちろんオーソドックスなトイレももちろん多いけど、テクニカルなトイレもあれば、インテリア風なトイレもあり。

とくに中部圏は、トイレが多様です。
もちろん便座は普通ですが、「座につく(シートやアルコールジェル)」「音消しのための水音」「水を流す」この3つ、とくに3つ目に関しては、いろんなタイプがあります。

関東~東京圏は、人口が多いためか、比較的オーソドックスなわかりやすいトイレが多い。
海外においても、いたって普通、スタンダードです。

もちろんトイレチップが必要なヨーロッパ圏になると、管理される方の個性でインテリアが凝っていたりしてますが、トイレそのものはシンプルな印象。
ドイツはゴミ箱のデザインとか、トイレ内においてのデザインが良かったような記憶はありますが…。

さて、前置きが長くなったが、どうスゴイのか。

スゴイといっても普通なんだけど、というか普通に使っているんだけど、秋に行われるCOP10では海外の国々からのゲストも多いようだし、ぜひ名古屋のトイレを楽しんでもらいたいもんです。

では、記憶の限りに…②へつづく。

2010-04-07

高速道路の下。

日本の高速道路は「FREE」-無料ではない。
freewayというよりhighwayだし、turnpikeと言ってもいいかもしれない。

といいつつも、名古屋からは高速をつかえば日帰りでもあちこち行けて便利。

行楽のシーズンに限らず、静岡や長野、岐阜や富山、三重や京都など、休日にはそれぞれの好みにあわせてあちこち遊びに行く人もいるのでは。
さて、この高速道路。新しくできたものほど、透光性があったり、都市のまちなみに溶け込んだり、デザインが考えられているものもあるな~と思う。

でも昔からある高速道路は、てくてく下を歩いていると、上に「どーん」とやや圧迫感があり、重苦しい。

ところが少しずつ、高速道路の下の風景が変わってきた。

たとえば矢場町近辺では、高速道路の下を公園にしているが、90年代くらいから、BMX(自転車でクルクルまわるやつ)などストリートカルチャーが、こういう場で育っていったりする。

さいきん筆者が見かけたのは、高速道路の下の、きれいなグリーン。まるで庭。(写真)
緑のなかに、色とりどりの、季節の花が咲いている。
看板によると、ボランティアの方々によって手入れされているらしい。
こんな風に、緑を美しく育てられる人がいるまちって、素敵だなあ。

さいきんは、こういった美しい植栽で彩られている歩道などが増えた。
見過ごされがちな場所に、どれだけ光を当てられるか。それがまちの美しさにつながるかもしれないですな。いまは桜が美しい季節、薄桜色の花びらが、まちを優しく包み込んでます。