もちろんブラジル人の方も多いだろうが、みんな実に国籍はさまざま。まちで飛び交う外国語も、英語や中国語が多い。
公共交通機関に乗ったり、スーパーなどでブラジル人をよく見かけるのは、むしろ西三河地方の方だと思う。
ではブラジル人(日系ブラジル人など)が、名古屋では少ないのか?といえば、そういう訳でもないだろう。
というのはブラジル人向けのブラジル料理店や、材料店(日本語表示が少なく)が、気がつけばアチコチに点在していて、その数も増えているからだ。
すこし前にさかのぼるが、昨年2008年は日本ブラジル交流年(日本人ブラジル移住100周年)だったようで、大々的にイベントを行っていた。
そのひとつが栄・久屋公園のブラジル交流フェスタ。(写真)
ブラジルで人気の歌手、ジルベルト・ジルさんを招いて、日本のミュージシャン 宮沢和史さん率いるGANGA ZUMBA と一緒にライブを行っていた。
宮沢さんのヴォーカルもあいかわらず凄いが、ジルベルトさんも素晴らしい唄声、そして観客を魅了するエンターテイメントぶり!
音楽のチカラは国なんて関係ないんだと感じさせてくれる。
お客さんもブラジル人が多く、みなさん家族ぐるみで来ていた。
ファミリーを大事にするお国柄かなぁ、という印象。
サッカーで親しみはあっても、ブラジルはポルトガル語ゆえにちょっと遠い存在だった。
だが、イッキに身近になった。
国際化社会、といわれているが、もともと目指していた国際化社会とは、ちょっと違うのかもしれない。
英語をしゃべらないポルトガル語圏の人たちが、こんなにも多く住んでいる。
ほんとうは、中学、高校は英語だけでは間に合わないのかもしれない。
現実が、国際化のリアルに迫っている。
その素晴らしいイベントの数ヶ月後、未曾有の不景気がやってきた。
日本ブラジル交流年がふたたび未来に行われるよう、日本に住む、日本人と外国人が手を取り合って乗り切っていけたらいいな、と思う。
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